【 在宅薬剤師 】 実際に訪問時に役に立った便利な道具を教えます

【在宅薬剤師】実際に訪問時に役に立った道具を教えます
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薬剤師は在宅訪問するときにどんな道具を持っていけばいいの?
何かオススメの道具とかあれば教えて欲しい

在宅薬剤師として患者さんのお宅に訪問する際にどんな道具を持って行けばいいのか気になったことは事はありませんか?

今回は在宅訪問時に持っていると役に立つ便利な道具を紹介します。

うらたか

薬剤師歴20年以上、病院・調剤薬局・在宅薬剤師として経験を積んだ僕が解説しますね!

✔本記事は以下の方におすすめです

・在宅薬剤師になりたい方
・在宅薬剤師として活躍したい方
・薬剤師の在宅訪問時に何を持っていけばいいのか知りたい方

在宅薬剤師に興味がある方は「【在宅薬剤師になりたい】年収はどのくらい?普通の薬剤師との違いは?」も合わせてご覧ください

目次

在宅薬剤師は臨機応変に対応しなければならない。

在宅薬剤師は臨機応変に対応しよう

在宅薬剤師として患者様のお宅に訪問するときは様々な問題に直面することがあります。

「薬がバラバラになっていて整理をしなければならない」とか「患者さんが急に具合が悪くなって状況判断や他職種に連絡しなければならない」など臨機応変に対応しなければなりません。

実際に在宅薬剤師として訪問時に持っていて良かった!と思った道具がいくつかありましたのでご紹介します。

  • 初めて訪問する時に使うもの
  • 急に処方変更になったときの対処に使うもの
  • 患者さんの体調の変化をしたときの状況確認するときに使うもの

主に上記の3つの場面で使います。

お薬の他に服薬支援グッツや書類関係など常備しておいた方がよい道具などもありますので場面ごとで解説します。

在宅薬剤師が常時持っておくべき道具

在宅薬剤師が常時持っておくべき道具

在宅薬剤師が患者さんのお宅に訪問する時に必ず持っていた方が良いもの

  • 付箋
  • 輪ゴム
  • メモ帳
  • セロテープ
  • 薬袋、お薬手帳、お薬カレンダー
  • ホッチキス(針あり、針なし両方)
  • お薬カレンダーを掛けるS字フックや金具
  • スマホ(電卓やカメラ、調べものに最適)
  • 筆記用具、特に油性マジック(赤、青、黒、緑)

当たり前ですが薬袋は毎回持っていた方が安心です。

突然用法が変わったとか、頓服に切り替わった、残薬が出てきたなどの時に使います。

ホッチキスは必須のアイテムです。

複数の病院の一包化をまとめたり、下剤など調節するような薬でヒートのままの一包化に1錠だけ留めたりするのに使います。

一包化や粉薬など分包紙どうしを留める場合は針なしのホッチキスがおすすめです。

間違ってホッチキスの針を飲み込んでしまう危険性が減るので安心して使用できます。

私はハリナックスという針なしホチキスを愛用していました。

分包紙3枚くらいなら何とか1つにまとめられ、内科、整形、散薬など3つ分包紙があっても大丈夫です。

油性マジックも必ず持って行きましょう。

分包氏に大きむマジックで服用日を書いたり、服用時点ごと臨時薬の一包化など色分けをしておくと患者さんもわかりやすいです。

最低4色(朝・昼・夕・寝る前)があると便利ですね。

スマートフォンは在宅に訪問する時には必須アイテムですね!

スマートフォンがあれば患者さんのご自宅を調べたり、介護保険書や患者さんの状態などをカメラで撮影しておくことができます。

服薬の管理の方法や患者さんの状態(足のむくみとか皮膚の状態)などを撮影して他職種の方と情報共有をする時にも重宝します。

会社で支給されてない場合はぜひ相談してみましょう。

初回訪問時や契約時に役に立つ道具

初回訪問時や契約時に役に立つ道具

初回訪問時は患者さんの服薬状況などの確認や契約を行います。

初回訪問の時は服薬状況が悪く薬がバラバラになっていたり、残薬がたくさんありすぎて整理するのに一苦労することも多いですよね。

お薬の管理の他に居宅療養管理指導や在宅患者訪問薬剤管理指導料の算定を行うための契約もしなければならず大変です。

初回訪問時も持っていると便利なもの

  • 付箋
  • お薬カレンダー
  • 朱肉と印鑑マット
  • チャック付きビニール袋(小)
  • 契約書や重要事項説明書などの予備

初回訪問の時は患者さんのお宅にいって薬の整理をすることが多いと思います。

ヒートがハサミで1錠ずつバラバラになっていて患者さん独自の方法で保管していることが多いです。

そんな時にチャック付きのビニール袋をたくさん持っていると安心です。

バラバラになったヒートをチャック付きのビニール袋にいれて一包化してあげると、初回訪問時には残薬などの整理や管理がしやすいのでお勧めです。

契約時をスムーズに済ませるために便利なのは朱肉と印鑑マットです。

患者さんのお宅に行ったときにどこにしまってあるのかわからなかったり、意外に探すのに手間取ってしまうことがありますので薬局のほうで準備しておきましょう。

急な処方変更があった時に役に立つ道具

急な処方変更があった時に役に立つ道具

訪問するときに急な処方変更でお薬が追加になったり、減らしたりすることはよくあることです。

特に利尿剤や下剤などの調整は頻繁にあります。一包化の中に入ってしまっている薬も多いので現場で薬を抜いたりしなければなりません。

処方変更時に役に立つアイテムは以下の物です。

  • ピンセット
  • 消毒用エタノール
  • 100均のヒートシール器
  • 錠剤を受ける皿(薬品の缶のフタなど)

現場で一包化の中から薬を抜いたり入れたりするので、ピンセットと受け皿は必須アイテムです。

修正した一包化を再度閉じるのにセロテープでもいいですが、100円ショップなど売っているヒートシーラーが使いやすいのでおすすめです。

ヒートシーラーは熱で分包紙を圧着できるのでキレイに再分包できます。

消毒用エタノールは手指の消毒以外に分包紙のマジックを消すのに重宝します。

一包化の分包紙に大きくマジックで日付を書いたりすることもありますが、その日付を直したりするときに消毒用エタノールで消すのにちょうどいいです。

患者さんの容態が急変した時に役に立つ道具

患者さんの容態が急変した時に役に立つ道具

訪問した時に患者さんの様子がおかしい場面に遭遇する時もあります。

その場で素早く状況判断をしなければなりません。

患者さんの急変時に持っていると便利な道具

  • 体温計・・・風邪など調子が悪そうなときはまず検温
  • 聴診器・・・肺やおなかの音を聞いて状態を確認します。
  • 血圧計・・・自動血圧計をもっていれば十分です。
  • 心電図・・・心電図を測定できるコンパクトな機械があります。
  • パルスオキシメーター・・・酸素レベルを確認して呼吸状態を把握します。

上記の道具を持っていると患者さんが調子が悪い時に対応しやすいです。

聴診器などの使い方は、比較的若い薬剤師の方は大学でもバイタルサインを学んだかもしれませんが、少し上の経験をつまれた薬剤師の方々は大学などで教わる機会がなかったかもしれません。

日本在宅薬学会ではバイタルサイン講習会というものがあり、聴診器をつかって状態を把握したり血圧を測定したりする手技を学ぶことができます。

在宅薬剤師は患者さんの状態を把握したり、薬の効果が出ているのか?副作用が出ていないのか?を判断するために必要なスキルですので取得しておいて損はないでしょう。

パルスオキシメーターは喘息やCOPDの患者さんの血中酸素濃度を測るのに1つくらいは持っておいた方が良いでしょう。

喘息や心不全で呼吸状態が悪くなっていないか確認するために必要です。

何となく患者さんが息苦しそうにしていたので血中酸素濃度(SpO2)を図ったら90%以下だったなんでことは現場ではよくあります。

チェックミーライト(簡易型心電図)は簡単に心電図が図れる優れものです。しかもパルスオキシメーターも一緒になっているのでこれ1台あれば安心です。

不整脈などの心疾患をお持ちの方の様子をチェックするときなど、チェックミーライトがあれば心電図が気軽に測れるので安心です。

何となく普段と違って患者さんの様子がおかしいなどの時に心電図を図ってみたら異常が見つかったという事もあります。

波形が正常かどうかはチェックミーライト本体がチェックしてくれます。

チェックミーライトが1台あると患者さんの異常時にすぐに救急車を手配したりDrに報告したり素早い対応が出来るようになりますよね。

ちょっと高価ですがコンパクトに持ち運びができるのでとても便利です。

自動血圧計もしくはアネロイド血圧計

血圧計は普段のバイタルチェックに使うことが多いです。血圧を測定することで患者さんの体調や降圧剤などの効果や副作用などを確認します。

実際に血圧を測ってあげると患者さんも安心しますし、コミュニケーションも取れやすいのでお勧めのアイテムです。

アネロイド血圧計なら

聴診器は自分で購入してもよいですが、日本在宅薬学会のバイタルサイン講習会に参加すると1つもらうことができます。そこでキッチリと手技を学んでから使用することをおすすめします。

在宅薬剤師がもっていると便利な道具(まとめ)

今回は在宅薬剤師が訪問時に持っていると便利な道具についてお伝えしました。

上記で紹介した道具は実際に私が使っていたもです。

大体の道具はみなさんの薬局にあると思うのであらためて購入する必要がないかもしれませんが、患者さんの急変時に使うものは買ってくといざという時に役に立ちます。

簡単におさらいすると

【在宅訪問時に毎回必ず持っていた方がいいもの】

  • 付箋
  • 輪ゴム
  • メモ帳
  • セロテープ
  • 薬袋、お薬手帳、お薬カレンダー
  • ホッチキス(針あり、針なし両方)
  • お薬カレンダーを掛けるS字フックや金具
  • スマホ(電卓やカメラ、調べものに最適)
  • 筆記用具、特に油性マジック(赤、青、黒、緑)

【初回訪問時も持っていると便利なもの】

  • 付箋
  • お薬カレンダー
  • 朱肉と印鑑マット
  • チャック付きビニール袋(小)
  • 契約書や重要事項説明書などの予備

【処方変更時に役に立つアイテム】

  • ピンセット
  • 消毒用エタノール
  • 100均のヒートシール器
  • 錠剤を受ける皿(薬品の缶のフタなど)

【患者さんの急変時に持っていると便利な道具】

  • 体温計・・・まずは体温が基本ですね。
  • 聴診器・・・バイタルサイン講習会に参加してみましょう
  • 血圧計・・・自動血圧計をもっていれば十分です。
  • 心電図・・・チェックミーライトがおすすめ!
  • パルスオキシメーター・・・チェックミーライトがあれば必要なし

意外とたくさん持って行くものがありそうですが、どれもコンパクトに収まるので心配はありません。

在宅薬剤師はいろんな出来事が起こってとても大変な仕事であると同時に、それが醍醐味(面白い)でもあります。

ぜひ在宅薬剤師になって現場で他職種の方に一目置かれ活躍されることを期待しています。

在宅薬剤師の年収などが気になる方は【在宅薬剤師になりたい】気になる年収の実態を教えます(ブログ)を参考にしてください。

これからは在宅をやっていかないと生き残れないし、あなた自身のスキルアップになりません。

今の会社で在宅をやっていない方は在宅を積極的にしている薬局に転職してみてはいかがでしょうか?

【 厳選 】薬剤師おすすめ転職サイト(まとめ)などで転職サイトに登録だけして、新しい職場を見つけてみてもいいかもしれませんね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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