・薬剤師の説明がうざいと思っている人
・薬局でさっさと薬をもらって帰りたい人
・薬剤師なんて必要ないと思っている人

薬剤師ってうざいんだよね!
黙って薬だけ出してくればいいのに
そんなふうに思っている方も多いですよね。
この記事を読むとなぜ薬剤師が色々と質問してくるのかが理解できます。
そのため今後は薬剤師のことをあまりウザく感じなくなりますよ!
今回はキャリア20年の現役の薬剤師がその現状について詳しく語ります。



【 自己紹介 】
・薬剤師歴は20年以上あり
・病院、調剤薬局、在宅薬剤師、夜間急病センターなどを経験
・管理薬剤師歴は15年以上あり
・現在はフリーランスとして活動中
もう少し深掘りして解説していきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
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なるべく薬局の待ち時間を短縮して早く帰りたい人はこちらの記事を読んでください。


薬剤師がうざい質問をしてくる理由


調剤薬局の薬剤師って何でいちいち質問してきてうざいですよね。
でもそれにはキチンとした理由があるんです。
薬剤師がいちいち質問をしてくる理由を簡単にまとめると
【 薬剤師か色々聞いてくる理由 】
・症状や病名などと薬があっているのかを確認する
・本人がきちんと医者の説明を理解しているか確認する
・生活習慣などを聞き出して薬に影響することがないかを確認する
・確認することが義務付けられているから仕方ない
だいたいこんな感じです。
処方せんにはクスリの名前しか書いていないので、初めて薬局に行ったとき薬剤師は患者さんの情報を何も知らないのです。
そのため色々と確認しないといけないんですよね。
薬剤師が症状を聞いてくる理由についてこちらの記事で詳しく解説しています。


薬剤師がウザいと感じる4つの理由
【 薬剤師がウザいと感じる理由は大きく4つ 】
・プライバシーの配慮が足りない
・医者に話しているのに二度手間
・薬剤師を信用できない
・早く帰りたい
それでは1つずつ解説します。
プライバシーの配慮が足りない


薬剤師がウザいと感じるのは薬局のオープンスペースで患者さんに配慮もなく大きな声でいろいろ聞いてくるからでしょう。
デリカシーのない薬剤師は確かに存在します。
そんな薬局には行く必要はないので、プライバシーがきちんと守られたブースがある薬局に行くとか、状況をみながら小声で話してくれたり配慮をしてくれる薬剤師がいる薬局に変更しましょう。
どこの薬局の行くのも患者さんの自由です。
自分のお気に入りの薬局や薬剤師(かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師)を見つけて、気分よくおクスリをもらって帰りましょう。


医者に話しているので二度手間


「医者に症状やクスリのことをいろいろ相談してきたから、薬剤師に話すことなんてない!」
ごもっともだと思います。実は薬剤師も同じように思っています。
薬局で薬剤師がカルテなどを見ることができたら、患者さんに質問する項目も減るかもしれません。
しかし、今の制度上では難しいので仕方ないのです。
「医者に話したから大丈夫!」と思っているかもしれませんが、医者も人間です。
100パーセント正しいなんてことはないんですよ。
処方を間違える時だってあるし、患者さんの症状や要望を完全にくみ取ってクスリの処方をしてくれないこともよくあります。
「ちゃんと医師に説明したのに、出して欲しいクスリが出ていなかった」「医師に説明されたクスリと全然違った」なんてことは薬剤師がふだん仕事をしているとしょっちゅうあります。
薬剤師が医者に処方の間違いなどを確認することを疑義照会といいます。
この疑義照会の件数ってどのくらいかご存知ですか?
公益社団法人日本薬剤師会委託事業「平成27年度全国薬局疑義照会報告書」によると、疑義照会の発生割合は2.74%です。
1000人あたりで27人もいることになります。
これは決して少ない数字ではありません。
現場レベルではもう少し軽微なものを含めるとさらに多い印象です。
一般の人の97%は特に何もなくクスリを受け取ることができるので、薬剤師がウザいと思うのは仕方ないと思います。
しかし、薬剤師はウザかられても残りの約3%の人ために神経を尖らせて質問しなければいけないのです。
重大な副作用でも起こしてしまったら大変ですよね。
あなたがこの先ずっとその3%に入らないとも限りませんので、少しだけ薬剤師に付き合ってください。
薬剤師は信用できない


まだ薬剤師の仕事ぶりは一般の方達には認知されていません。
でもアメリカでは薬剤師の地位が高く、信頼できる職業ランキングでも常に上位にランクインしています。
アメリカの薬剤師は医師と同等かそれ以上の信頼度があります。
これまでここ数十年の日本の薬剤師は病院の横に併設して、医師が処方したクスリをいかに早く調剤してお渡しするかに特化してしまいました。いわゆる門前薬局です。
日本とアメリカの医療制度の違いからくるものがあるので仕方ない部分もありますが、日本の薬剤師ももっと患者さんに信頼されていくような働き方に変えていかなければいけません。
日本の薬剤師は調剤マシーン、棚からクスリを取って患者さんに渡すだけの誰でもできる仕事だと思われてしまいました。
こんな薬剤師は患者さんからも頼られることもなく、信頼されないのは当然ですよね。
しかし、ここ数年でもっと患者さんに寄り添った形で医療の提供ができるように、キャッチフレーズか変わりました。
「モノからヒトへ」
今までモノ(クスリ)だけみてきた薬剤師も、ヒトつまり患者さんをしっかりとみてサポートしていくように流れが変わりました。
薬剤師は今まで以上に患者さんに信頼されるように研修や活動を積み重ねていくので今後に期待してください。
「デキる薬剤師」は患者さんに嫌がられることなくサラッと聞き取りをして、患者さんにあわせて的確にアドバイスができます。
もし薬剤師からいろいろと質問されたり説明されているのに不快に感じないなら、その薬剤師は「デキる薬剤師」なので次回からその薬剤師を指名してしまいましょう。
指導料が数十円ほど上がりますが「かかりつけ薬剤師」になってもらうことであなた専属の薬剤師になってもらえます。
自分の病気のことや生活習慣などをきちんと理解してクスリの説明や相談などに応じてくれるのでメリットは大きいですよ。
早く帰りたい


具合が悪くて病院に受診しているんだからさっさとクスリをもらって帰りたいですよね。
薬局でイライラする原因の1つは待ち時間です。
病院でも散々待たされて、薬局でも長時間待たされ挙句のあてにウザい質問。
さっさとクスリをよこせ!と思う気持ちもわからなくはありません。
しかし薬剤師も必要最低限の確認と説明はしなければならないので、そこは目をつぶっていただきたいところです。
少しでもクスリをもらって早く帰るためには、薬局の無駄な待ち時間をなくすのがオススメです。
特に急いでいないクスリなら時間を置いてあとから取りいくとイライラせずに済みますよ。
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お薬は調剤が出来上がったことに取りにいけば良いので薬局の待ち時間はゼロ!
待ち時間の短縮についてはこちらの記事を参考にしてください。


薬剤師はクスリではなく健康を売っている


一般の方が調剤薬局で薬をもらう時に「クスリを買った」とか「薬剤師にクスリを売ってもらった」と表現することが多いと思います。
でも実は調剤薬局の薬剤師は患者さんにクスリを売っている感覚はないのです。
調剤薬局の薬剤師はクスリを売っているんじゃなくて、クスリを通してあなたに健康を売っているんです。
調剤薬局はクスリを売って利益を得ているのではなくて、患者さんに適正使用するための指導や、服薬しやすいように一包化や粉薬の混合などをすることによって報酬を得ています。
逆にクスリを売っているとか言われると気分が悪くなる薬剤師も多いんじゃないかな?(市販薬を売っている薬局は除く)
医師が処方したクスリはあくまでも健康になるための道具で、薬剤師はそのクスリを正しく使用して効果を最大限に発揮できるようにするため質問したり説明をしているだけなんです。
その辺の感覚が一般の方とちがうので薬剤師の仕事をなかなか理解してもらえないんですよね。
薬剤師は縁の下の力持ち


薬剤師がなかなか評価されないのは、薬剤師の本当の仕事を知らないからです。
薬剤師は「縁の下の力持ち」のような存在で、一般の方や医療従事者の中でも表に立って活躍する仕事ではありません。
「アンサングシンデレラ」というコミックやテレビドラマをご存知ですか?
アンサングシンデレラは縁の下の薬剤師が主役となって患者さんに寄り添い、問題を解決していくヒューマンストーリーです。
テレビドラマでは石原さとみさんが主演するということもあってとても注目を浴びています。
薬剤師の仕事を知るのにとても良いと思うので、是非コミックやテレビドラマをご覧ください。
テレビドラマ「アンサングシンデレラ」は2020年4月から放送を予定されていましたが、コロナの影響で放送時期が未定です。
現在、大絶賛放送中(2020年8月)


薬剤師の説明がウザい!と思っている人(まとめ)
薬剤師の説明がウザいと思っている人向けに現場の薬剤師の立場から解説させていただきました。
・薬剤師が質問をしてくるのは義務だから仕方ない
・自分のお気に入りの薬局や薬剤師を見つける
・医者を100%信用すると危険(約3%が処方ミス)
・薬剤師の仕事を理解するとウザくなくなる
・早く帰りたい時はアプリを利用する。
調剤薬局の薬剤師も患者さんのためになるように日々精進しています。
薬剤師の仕事を理解してくれることによってウザくなくなりますので、薬剤師をもっと積極的に活用していただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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