代理の人が処方せんの薬を受け取りにいく時の注意点|現役薬剤師が解説!

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この記事がおすすめな人

・自分で薬をもらいに行けない人
・処方せんの薬をもらってきてと頼まれた人
・代理で薬をもらいにいくのに不安がある人

  

・処方せんをもらったけど、本人が具合が悪くて処方せんを薬局に取りにいけない。
・薬局に薬を受け取りにいく時間がまったく無い
・代理の人が取りにいくのは問題ないの?

そのような状況で困っている方も多いと思います。

今回はそのような悩みの解決と代理の人が薬を受け取る時の注意点などについて解説します。

結論からいうと代理の方でも処方せんの薬を受け取ることができます。

ただしいくつか注意していただきたいことや持参してもらいたいものなどがあります。

そちらについて下記の方で解説していきます。

それでは詳しく解説していきますので、最後までお付き合いください。

目次

処方せんを代理の方が受け取る時とは?

処方せんを代理の方が受け取る時とは?

基本的には処方せんの薬は本人が取りにいきます。

しかし以下のような場合は、代理の方が処方せんの薬を薬局に取りに来ることがありると思います。

・本人が具合が悪くて薬局にこれない
・インフルエンザなどの感染症のとき
・身体が不自由で歩くことができないとき
・在宅療養中で本人が家の外に出れないとき
・本人が忙しくて薬を取りにいく時間がないとき

少しつづ深掘りして内容を解説していきます。

本人が具合が悪くて薬局に来れないとき

病院に行ったけど、「39度などの高熱で意識がもうろうとしている」「吐き気がなど薬局で待っていられない」「めまいがひどくて起き上がれない」など本人が具合が悪いときがあります。

薬局で待つのが辛いのでまっすぐ家に帰ってしまった。

そんなときもあると思います、

そのような時は無理せずに家族や代理の方に処方せんの薬を受け取ってもらいましょう。

インフルエンザなどの感染症の時

伝染力がつよい感染症にかかった場合は代理の人が薬局に薬を取りに行った方が良いです。

インフルエンザや水ぼうそう(水痘)、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)、風疹、麻疹、新型コロナなど。

薬局にいる他の患者さんや薬局スタッフに移してしまう可能性があるからです。

強い感染力をもった病気にかかった場合は、できるだけ本人は隔離して他の人と接触しない方が良いのです。

このような感染症にかかった場合はできるだけ代理の方が処方せんの薬を取りにいきましょう。

身体が不自由で薬局に来るのが難しいとき

「足腰が弱くてながい距離を歩けない」「下半身が不自由で車椅子を使用している」そのような方は無理をせずに代理の方にお任せしても問題ありません。

在宅療養中で本人が家の外に出られない

在宅療養中であったり寝たきりなどの理由で本人が外出できない時はお医者さんが自宅まで往診にきて治療してくれていることもあるかと思います。

往診の医師から処方せんが発行された時に家族の方やヘルパーさんなどが薬局に薬を取りにいく場合もあります。

代理の人が薬局に薬を取りにいくのでも構いませんが、実はもっと便利な方法があります。

薬剤師にも訪問薬剤管理指導(居宅療養管理指導)というサービスを知っていますか?

調剤薬局の薬剤師がご自宅までお薬を届けてくれます。

そして薬の管理や薬の説明、他の医療職との連携などをしてくれるのでとても安心です。

家族の方が薬を取りにいくのが大変だったり、薬のことは薬剤師に任せた方が安心という方は、かかりつけの薬局かお医者さんもしくは担当のケアマネージャーなどに相談してみましょう。

本人が忙しくて薬を取りに行けない時

仕事の合間に受診をして処方せんを出してもらったけど、「思ったより診察が長引いて時間がなくなってしまった」ということはありませんか?

そのような時も代理の方が処方せんの薬を取りに行っても構いません。

処方せんの有効期限は4日以内なので注意しましょう。

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代理の人がもらう時に注意すること

代理の人がもらう時に注意すること

処方せんの薬を受け取りにいく場合は、薬局のスタッフに代理であることを伝えてください。

代理の方が処方せんの薬をもらいにいく時は、以下の点に注意してください。

代理の方が処方せんの薬を取りにいく場合に、必ず持っていって欲しいもの

・処方せんの原本
・健康保険証や介護保険証
・各種受給者証や管理票(ある人だけ)
・お薬手帳

処方せんの原本は必ず持っていってください。

これは絶対に必須です。処方せんを忘れた時は薬を出してもらえません。

ときどきFAXやアプリで処方せんをそうしたから大丈夫と思われる方がいますが、お薬は原本と引き換えになります。

処方せんの原本だけは絶対に忘れないようにしましょう。

次にお薬手帳もできるだけ持っていきましょう。

薬剤師が飲み合わせの確認に使います。

お薬手帳が無い場合は薬の併用の確認がとれずに薬の重複や相互作用で副作用などが出てしまう危険があるので注意が必要。

また、お薬手帳を薬局に持ってこなかった場合に料金も少し高くなってしまうことがあります。

特に本人が処方せんの薬を取りにこない場合は、お薬手帳がとても大事なので忘れないようにしましょう。

初めての薬局にいく場合や、新しい薬は処方された場合

いつも行っている薬局に代理の方が処方せんの薬をもらいにいく場合は特に問題になることはありません。

しかし、初めての薬局にいく場合は注意が必要です。

薬局にはじめて行った時には必ずと言っていいほど初回の問診アンケートがあります。

そこに記入する事項は代理の方もきちんと把握してから処方せんの薬をもらいにいきましょう。

【特に以下の点は確認】

・ジェネリック医薬品を希望するか
・お薬手帳は持っているのか?
・アレルギー歴はあるのか?
・現在かかっている、もしくはかかっていた病気はあるのか?
・今飲んでいる薬があるのか?
・過去に副作用を起こしたことがあるのか?

上記のことを本人にきちんと確認してから処方せんの薬をもらい行った方が安心です。

お薬手帳に上記の項目を記入する項目があるので、必要事項を書いてあればお薬手帳を持っていくだけだ大丈夫ですよ。

代理の人も忙しい !調剤薬局の待ち時間を短縮する方法

代理の人も忙しい !調剤薬局の待ち時間を短縮する方法

ご家族やヘルパーさんなども忙しいので、薬局で長時間薬を待っているのもツライと思います。

調剤薬局で待ち時間を短縮する方法があります。

・処方せんだけを先に出して後から取りに行く
・FAXや処方せん送信アプリを利用する
・薬局の空いている時間を狙う

これらについては下記の記事に詳しく記載してあります。

代理の方が処方せんの薬をもらって帰ってきたら

代理の方が処方せんの薬をもらって帰ってきたら

代理の方が処方せんの薬を受け取って自宅に戻ったら必ず以下のことを確認してください。

すぐに本人にも確認してもらう

代理の方が処方せんの薬をもらって家に帰ったら必ず、本人に薬の内容を確認してもらいましょう。

薬は同じでも、「ジェネリックなどでメーカーやデザインが違った」「いつもの飲み方が変わっている」「数がおかしい」「いつも一包化なのにされてない」という場合もあるかもしれません。

処方せんをもらってから時間が経ちすぎると薬局も確認が取れないので、薬をもらったらすぐに確認してもらいましょう。

わからないことがあればすぐに薬剤師に確認

お薬を間違って服用することが一番キケンです。

代理の方が薬剤師から説明を受けてくることがありますが、又聞きになってしまうと正しい情報が伝わらない可能性があります。

薬の説明書や薬の袋を確認して、少しでもあれ?と思うことがあったらすぐに薬剤師に電話などで確認しましょう。

あなたの「かかりつけ薬剤師」がいると24時間いつでも対応してくれるのでとても安心です。

代理の人が処方せんの薬を受け取るときの注意点(まとめ)

いろんな理由で本人が薬を取りに行けない時があると思います。

代理の方が取りに行く場合の注意点などのついて解説しました。

記事のまとめ

【 代理の方が処方せんの薬を受け取る時のヒント 】

・処方せんの原本とお薬手帳は必ず持っていく
・健康保険証や介護保険証、各種受給者証なども忘れずに
・事前に処方せんをFAXや処方せん送信アプリで送っておくと良い
・家に帰ったらすぐ、必ず本人に薬の内容を確認してもらう
・少しでも不明な点は薬局もしくはかかりつけ薬剤師に相談する

以上となります。

少しでもお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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EPARKについてもっと知りたい方は下記の記事も読んでみてください。

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