「薬剤師が高収入を得るにはどんなことをしたらいいのだろう?」
「そもそも、薬剤師ってそんなに大きく稼げるの?」
と思うことはありませんか?
薬剤師はあまり大きく昇給はしないので、これ以上稼ぐのは難しいのかな?と悩んでしまいますよね。
では薬剤師が高収入を得るためには、どんなことをすればよいのでしょうか?
そこで今回は
- 薬剤師が高収入を得る5つの方法
- 薬剤師が高収入を得るために知っておきたいこと
- 薬剤師が年収1,000万円を目指せるのか?
について詳しく解説します。
この記事を読めば薬剤師が今よりも大きく収入を増やして、やりがいや生活なども充実できるようになります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【結論】薬剤師が高収入を得るには5つの方法がある
薬剤師が高収入を得るには、何か新しいことにチャレンジをしないと正直厳しいでしょう。
薬剤師の場合、年収がある程度上がるとそこで頭打ちになってしまうからです。
ここでは、高収入を得るたにはどうしたら良いのか、5つの方法を紹介します。
それでは、一つずつ確認していきましょう。
①同じ薬局に長年勤める
年収を上げるためには、同じ薬局で長年勤めるのが一般的です。
年数が増えていけば、毎年の昇給によってちょっとずつ年収が増えていきます。
特に会社の不満がなく、やりがいがあるならその方法でもよいでしょう。
しかし、大幅な年収アップは見込めません。
年収を上げるためには、会社の利益を上げるためや、ほかの薬剤師のお手本となるような仕事を率先してやる必要があります。
・かかりつけ薬剤師や在宅の患者さんを増やした
・調剤後のアフターフォロー充実させて患者のリピート率を上げた
・人気のDrを開業させて薬局の収益を上げた
・積極的に地域の活動をして薬局の知名度をあげた
薬剤師が高収入を得るには、このようにプラスαの仕事が大切になってくるのです。
毎日、調剤や監査、投薬だけのルーチン業務をしているだけでは給料アップは見込めません。
一般の勤務薬剤師でも、何か1つ成果を出せるように挑戦しましょう。
②独立開業する
薬剤師が高収入を得るために、独立開業を考える人も多いのではないでしょうか?
おそらく独立開業するのが、一般的であり近道です。
薬局のオーナー兼管理薬剤師になれば1,000万円以上の収入を得ることは十分に可能でしょう。
さらに、経費を使えるので、自分の給料を低くしたとしても手元に残る金額は多くなります。
しかし、誰にでもできるほどチャンスは訪れません。
・開業資金
・タイミング
・Drとの相性
・運
いろんな要素が絡み合うため、誰でも開業できないのです。
チャンスに恵まれたとしても、自分に開業する自信がなければ独立できません。
とは言え、高収入を得るために独立を夢見ている薬剤師は多いので、チャンスがあれば挑戦してみてはいかがでしょうか。
③ダブルワーク(副業)をする
薬剤師で高収入を得るために、できることはダブルワーク(副業)です。
薬剤師の仕事をしながら、ダブルワークをすれば収入の柱が増えるので単純に高収入が得られます。
薬剤師は基本的に給料は高めで、残業もそれほど多くないので、自宅に帰ってから副業する時間を十分に取れるでしょう。
例えば、以下のようなスキルを身につけてダブルワーク(副業)している人もたくさんいます。
・動画編集
・WEBライター
・ネット物販
・プログラミング
・ブログ・アフィリエイト
・株やFX・仮想通貨
あげればキリがありませんが、自宅でできる仕事でダブルワーク(副業)をして稼いでいる薬剤師はたくさんいます。
中には本業の収入を超えてしまって、薬剤師が副業になってしまっている人もいるくらいです。
ダブルワーク(副業)で成果がでてくれば、年収1,000万円オーバーも夢ではありません。
何かできそうなものがあれば、チャレンジしてみましょう。
④転職してステップアップする
薬剤師が年収をアップして高収入を得るためには、転職するのが確実でしょう。
上記でもお伝えしていますが、同じ薬局に長く勤めても大幅な年収アップは見込めないからです。
世の中には、高収入かつ待遇のよい職場はたくさんあるのをご存知でしょうか?
普段求人では見かけませんが、それはその薬局を辞める人がいないからです。
では、高収入で待遇の良い薬局に勤務するためにはどうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単。
常に、薬局の求人情報をリサーチしていればいいのです。
どんなに待遇のよい薬局でも、家庭の事情や病気や怪我、転勤、定年退職など辞める人は定期的に現れます。
そのタイミングを逃さないようにすればよいのです。
うまくいけば100万円くらい年収が違うこともザラにあります。
薬局の求人情報を常にチェックするためには、薬剤師転職サイトを利用するのがもっとも効率がよいです。
登録だけ済ませておけば、メールや電話、担当者などから最新の情報を聞けるので使わない手はないでしょう。
完全無料で登録できるので、転職でステップアップしたい人はチェックしておいてください。
薬剤師の転職サイトがたくさんあって選べないという人は、以下の3つに絞ってしまって大丈夫です。
薬剤師転職サイトについてもっと知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
⑤フリーランス薬剤師になる
薬剤師が高収入を得るには、正社員をはなれてフリーランス薬剤師になる方法もあります。
フリーランス薬剤師は個人事業主として独立した働き方です。
薬局と直接、業務委託契約をするので報酬単価は高くなります。
フリーランス薬剤師なら、時給単価3,000円以上は当たり前で緊急度や地域によっては時給5,000円を超える案件もあります。
また、業務委託契約なので、1ヶ月あたり○○万円で契約することも可能です。
自分で報酬単価を決められるので、フリーランス薬剤師なら高収入をえられます。
薬剤師で高収入を得るために知っておきたい5つのこと
薬剤師が高収入を得るためには基本的な知識を確認しておきましょう。
当たり前のように思われることもありますが、そのくらい選択肢が少ないのです。
基本的なことを理解したうえで、新しいことに挑戦しなかればいけません。
それでは、下記でひとつずつ確認していきましょう。
①薬剤師の業種によって給料の相場が違う
薬剤師の給料は、働く業種によって大きく違います。
薬剤師が給料を大きく変えるときは、業種を変更するのが一般的です。
業種 | 平均年収 |
調剤薬局 | 450万円〜800万円 |
ドラッグストア | 500万円〜800万円 |
病院 | 400万円〜700万円 |
製薬会社など | 500万円〜1,000万円 |
このようになっています。
一般的には製薬会社のMRが年収が高い傾向があり、外資系の企業だと1,000万円を超えることも少なくありません。
ついでドラッグストアの年収が高いです。
ドラッグストアの薬剤師は調剤併設の方がより給料が高い傾向にありますが、調剤以外にもOTCや衛生用品、その他の商品の管理も含まれる場合があり仕事は多岐に渡ります。
ドラッグストアの次に年収が高いのは調剤薬局となります。
薬局長などの役職がつけば650万円以上を目指すことが可能です。
薬剤師の中で低い年収なのは病院薬剤師です。
病院の年収は低いですが、病院によっては夜勤があったりする場合があり+αで収入を増やすことは可能となります。
病院の年収は低めですが、調剤薬局と違って勤務終了時間が早い(17時や18時)のところが多いため、夜の時間を自由に使いやすいといったメリットがあるでしょう。
②地方だと給料は高め
ご存知だとは思いますが薬剤師として働く場合、地方の方が給料が高い傾向にあります。
地方の田舎は慢性的に人員不足で、薬剤師がなかなか集まらないからです。
都市部では年収500万円前後の求人が多いですが、田舎に行くと7〜800万円なんていう求人もザラにあります。
引越し費用や社宅を貸してくれる薬局まで存在します。
都会に固執しないのであれば、ちょっと離れた田舎で生活してみるのも悪くはないですね。
③正社員が一生安定というわけではない
薬剤師は比較的年収も高く、仕事も無くなるわけではないので生活はとても安定しています。
しかし「正社員だから一生安定」というわけではないことは理解しておきましょう。
薬剤師が正社員として働いてても、使えない薬剤師や向上心がない薬剤師は首を切られてもおかしくはないのです。
薬局経営者は、若くてやる気のある年収の低い薬剤師を採用したいと思うでしょう。
今まで違って薬を出すだけで調剤報酬が入ってくる仕組みは、どんどん縮小していきます。
積極的に薬局から何かを仕掛けていかないと、報酬は上がらなくなってきている現実があるのです。
正社員だから安泰と考えている薬剤師は今後淘汰されていくでしょう。
高収入を得るためには、正社員という守られた場所から一度離れてみること違った景色が見えて勉強になります。
④転職時には給料の交渉ができる
薬剤師が転職するときが年収アップのチャンスです。
転職するときは給料アップの交渉ができるようにしておきましょう。
何度もお伝えしていますが、薬剤師が大きく年収を上げられるのは転職するときだけです。
せっかく転職するなら、この機会を上手に使って少しでも高収入を得られるようにしましょう。
年収が下がっても良いことは一つもありません。
謙虚になって「給料は同じくらいかちょっと下がっても大丈夫です」なんていう必要はないのです。
大幅に勤務時間が減るとか、薬局長から平社員に戻るという場合は該当しませんが、同じ条件で転職するなら必ず年収が上がるような転職を心がけましょう。
万が一、転職先の環境が悪い(人間関係や有休が取れない)などがあった場合に、気持ちの整理がつかなくなってしまいますからね…。
年収が上がるような転職をするためには、薬剤師の転職サイトのエージェントに相談するのが安心です。
面接時に自分では交渉できない場面でも、しっかり対応してくれます。
転職するときが給料の交渉ができる数少ないチャンスなので、見逃さないようにしましょう。
⑤薬剤師という資格にとらわれない発想が大事
薬剤師が大きく稼ぐためには、薬剤師資格にとらわれない発想がとても重要です。
薬剤師免許に捉われると、薬剤師の仕事しかできない、つまり頭打ちの業界でしか働けなるからです。
よくも悪くも、薬剤師免許を持っていれば将来的に安泰でしょう。
でも、今以上に高収入を得るには薬剤師だけの仕事では到底不可能なのです。
おすすめなのは、薬剤師に付加価値をつけること。
たとえば、
・薬剤師+WEBライター
・薬剤師+エンジニア
・薬剤師+コンサルタント
・薬剤師+ヨガインストラクター
・薬剤師+料理家
・薬剤師+イラストレーター
このように、薬剤師+○○とすることで唯一無二の存在になれるのです。
薬剤師という資格を活かして違うスキルを習得することを意識してみてはいかがでしょうか?
新しい資格やスキルを習得するなら、ヒューマンアカデミーがたくさん種類があっておすすめです。
何か試してみたい資格や講座があれば資料を無料請求してみてください。
薬剤師でほぼ年収1,000万円に到達するのは不可能
薬剤師が現場の仕事だけで年収1,000万円稼ぐのはほぼ不可能なのは理解しておきましょう。
地方などの条件のよい薬局で働いたとしても800万円前後が頭打ちです。
フリーランス薬剤師であれば、年収1,000万円も見えてきますがそれ相応の努力が必要となります。
そのため、薬剤師が1,000万円以上の高収入を得るには、薬剤師以外の仕事にも目を向ける必要があるのです。
自分の興味があるものならなんでも構わないと思いますが、これからの時代はIT業界にも目を向けた方がいいかもしれませんね。
・オンライン服薬指導
・服薬情報の管理、ICT化
・オンライン資格確認
・適正な在庫管理
薬局の業界もどんどんIT化が進んでいます。
時代の流れに乗っていくためにも、プログラミングやITの知識は持っていても良いかもしれませんね。
リフィル処方箋が一般的に普及してくると、患者さんのリピート率を上げる努力も必要です。
WEBマーケティングやWEB集客の知識も必要になってくるでしょう。
プログラミングやITなどの知識を学びたい人は「【最新版】薬剤師におすすめのプログラミングスクール11選」も参考にしてみてください。
【実話】主要都市でいきなりMAX年収700万円のオファーをもらった話
実は先日、とある薬局の社長さんからうちの薬局の管理薬剤師になってくれないかとオファーをいただきました。
年収はいきなり700万円の提示。
薬剤師の年収は下がってきている傾向にありますが、その薬局さんからいきなりMAX査定の金額をいただけたのです。
なぜ、そのような状態になったのかというと、私(筆者)がフリーランス薬剤師でその薬局さんに管理薬剤師の代わりとしてヘルプに入ったからです。ヘルプに入って4回目くらいの出来事でした。
その時のツイートがこちらです。
薬剤師の年収は年々低下傾向にありすよね。
40代の薬剤師ならある程度の経験があれば年収は600万〜700万円くらいでしょうか。
40代で転職しようと思っても、もう同じ給料で採用してくれるところなんてないのです。
私も前の会社を辞めてフリーランスになる時に求人を探しましたが、年収を維持できる求人はありませんでした。
30代〜40代である程度経験があってスキルアップしたいなら、一旦フリーランスになってみるのもおすすめですよ。
今回のように薬局経営者と直接つながることができるので、高年収のオファーを頂いたり、薬局譲渡の話ももらえます。
まとめ:薬剤師が高収入を得るには転職でステップアップしないとほぼ不可能!
薬剤師が高収入を得る方法について紹介しました。
今の薬剤師業務だけを一生懸命頑張っても難しいことがわかっていただけたと思います。
今回の記事をまとめると以下のようになります。
薬剤師が高年収を得るために必要なことは3つです。
・薬剤師だけの仕事では年収は頭打ち
・年収を上げるためには転職時に交渉する
・薬剤師+副業で収入を上げる
薬剤師で年収を上げるためには、転職するのが1番の近道です。
個人では給料の交渉は難しいので、薬剤師転職サイトに登録してエージェントに相談しましょう。
また、副業は大きなチャンスを生みます。
薬剤師+〇〇という付加価値をつければ、競合と被らないので大きく稼げる可能性もあるのです。
薬剤師という資格にとらわれずに、色々なものにチャレンジしてみましょう。
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